
こんにちは!
沖縄の「PC博士」こと、ゆうきです。
PCの調子が悪かったり、もっと快適にゲームがしたくて性能を上げたかったり…。
そんな時、「マザーボード交換」って言葉が頭をよぎりますよね。
でも、いざやろうとすると「寿命ってどれくらい?」「交換の手順は?」「SSDはそのまま使えるの?」なんて、たくさんの疑問が湧いてくると思います。
僕も昔はそうでした(笑)。
データが消えちゃうんじゃないか、費用はいくらかかるのか、交換後にOSが起動しないなんてトラブルは避けたい…!
特にWindows11への移行やライセンス認証は、考えるだけで頭が痛くなりますよね。
この記事では、元PCショップ店員の僕が、そんなあなたの不安や疑問を一つひとつ解消していきます。
- マザーボード交換が必要になる理由
- 交換にかかる費用と専門業者に依頼するメリット
- データやOSを維持したまま交換する具体的な手順
- 交換後に発生しがちなトラブルとその解決策
PCのマザーボード交換の前に知っておくべきこと
- なぜマザーボード交換が必要なのか?
- マザーボードの寿命はどれくらい?
- 交換するとデータ消える?注意点
- ドスパラに依頼した場合の費用
- SSDはそのまま使えるのか?
- windows11へアップグレードする際の注意点
なぜマザーボード交換が必要なのか?

PCの心臓部ともいえるマザーボードを交換する理由は、大きく分けて「故障からの復活」と「性能アップのための進化」の2パターンですね。
一番多いのは、やっぱり故障です。
「昨日まで普通に使えていたのに、突然PCが起動しなくなった…」なんて相談は本当によく受けます。
頻繁にフリーズしたり、画面が真っ暗なままだったり。
これはマザーボード上の部品が寿命を迎えているサインかもしれません。
もう一つは、もっとPCを快適にしたい!というポジティブな理由。
例えば、最新のCPUでゲームをサクサク動かしたいと思っても、今のマザーボードが対応していなければ載せることすらできません。
より速いメモリや高性能なグラボも同じです。

マザーボードはPCの可能性を決める”土台”そのもの。自分の使い方に合わせてPCを「進化」させるために、マザーボード交換は欠かせないカスタムなんです。
交換が必要になる主な理由
- 故障・不具合:PCが起動しない、動作が不安定…。そんな「SOS」に応えるための修理・交換。
- 性能向上:最新パーツに対応させ、自分の使い方に合わせた”愛機”へと進化させるためのアップグレード。
マザーボードの寿命はどれくらい?


よく「マザーボードの寿命は3年~5年」なんて言われますけど、これ、正直言ってあってないようなものだと僕は思っています。
沖縄みたいに湿度が高い場所だったり、ホコリっぽい部屋だったり、使い方や環境で全然変わってきますからね。
PCにとって一番の大敵は、間違いなく「熱」と「ホコリ」です。
PC内部にホコリが溜まって冷却がうまくいかないと、マザーボード上の精密な部品はどんどん劣化していきます。
たまにPCケースの中を開けて、ホコリがびっしり詰まっているのを見ると「うわぁ…」って思っちゃいます(笑)。
あれはもう、パーツの寿命を全力で縮めにいっているようなものです。
意外と見落としがちなのが電源ユニット。
安価な電源を使っていると、不安定な電力がマザーボードに負担をかけて、気づかないうちに寿命を削っていることも。
長く愛機と付き合っていくなら、定期的なお掃除と、安定した電源選びがすごく大切ですよ。
PCから焦げ付くような匂いがしたら、それはもう末期のサインかもしれません。
そうなる前に、早めの点検をおすすめします!
交換するとデータ消える?注意点


これは僕が声を大にして言いたいことナンバーワンです!
結論から言うと、マザーボードを交換しただけでは、SSDやHDDに入っているあなたのデータは消えません。
データはあくまでストレージの中にあるので、安心してください。
ただし!
僕が「悪夢のHDD消滅事件」で80万円の収益を失ったように、トラブルは予期せぬ形でやってきます。
交換作業中にうっかりパーツを落としてしまったり、静電気で「バチッ!」とやってしまったり…。
たった一瞬の不注意で、数万円のパーツが壊れたり、プライスレスなデータが危険に晒されたりするんです。
80万円を失った僕からの警告
「データは消えない」というのは、あくまで”理論上”の話です。
ガチで何が起こるか分かりません。
この記事を読んでいるあなたは、僕と同じ轍を踏まないでください。
交換作業の前には、面倒でも絶対に、絶対にデータのバックアップを取ってください!
もう一つの注意点は、Windowsのライセンス認証の問題。
マザーボードを交換すると、PCが「別人」だと認識されて、OSが使えなくなることがあります。
データは無事でもアクセスできなくなったら意味がないですよね。
そうならないための準備もしっかり解説していきますので、安心してくださいね。
ドスパラに依頼した場合の費用


マザーボード交換は、PC自作の中でもかなり難易度が高い作業です。
正直、少しでも不安があるなら、プロに任せるのが一番の「コスパ抜群」な選択だと僕は断言します。
元PCショップ店員の視点から言うと、ドスパラさんやPCホスピタルさんのような専門店にお願いした場合の費用は、「部品代(新しいマザーボード)」+「作業工賃」で決まります。
作業工賃は、PCの構造にもよりますが、だいたい12,000円~25,000円くらいが相場ですね。
マザーボード本体は安いものから高いものまでピンキリですが、全体としては合計で20,000円~50,000円くらいを見ておくと良いでしょう。
自分でやれば工賃は浮きますが、その分リスクが伴います。
過去の僕みたいにデータを飛ばしたり、パーツを壊したりしたら、結局高くついてしまいますからね…。
項目 | 専門業者に依頼 | 自分で交換(DIY) |
---|---|---|
メリット | ・プロの技術で安心・確実 ・パーツの相性も相談できる ・万が一の時の保証がある | ・工賃がかからず安く済む ・PCの構造に詳しくなれる |
デメリット | ・工賃分の費用がかかる ・預かり修理になる場合がある | ・パーツ破損、データ消失のリスク ・全て自己責任 ・時間と知識が必要 |



自信がないのに無理してDIYに挑戦するのは、まさに「安物買いの銭失い」の典型です。時間と安心を買うという意味で、プロに頼るのは賢い投資ですよ!
SSDはそのまま使えるのか?


はい、これもよく聞かれる質問ですね!
結論から言うと、今まで使っていたSSDは、新しいマザーボードに繋いでそのまま使えます。
OSもアプリもデータも、基本的にはそのまま引き継がれます。
でも、ここにちょっとした落とし穴があるんです。
イメージとしては「PCのお引っ越し」みたいなもの。
家具(データ)はそのまま持っていけますが、家の鍵(ライセンス認証)は変わるし、新しい家の設備(ドライバ)に慣れる必要があります。
具体的には、こんなことが起こります。
- OSのライセンス認証:家の鍵が変わったので、「あなた本当に住人ですか?」とWindowsに確認を求められます。
- ドライバの不整合:新しい家の最新設備(マザーボードの機能)を使いこなすための説明書(ドライバ)がないので、PCの動作が不安定になることがあります。
物理的に使えることと、快適に使えることはイコールじゃない、ということですね。
でも大丈夫、この後のステップで、この「お引っ越し」をスムーズに完了させる方法をちゃんと解説しますからね!
windows11へアップグレードする際の注意点


「マザーボード交換を機に、最新のWindows 11にしたい!」
わかります、その気持ち!
僕も新しいもの好きなので(笑)。
ただ、Windows 11にはちょっとだけ厳しい”入場ルール”があるんです。
それが「TPM 2.0」と「セキュアブート」というセキュリティ機能。
なんだか難しい言葉が出てきましたが、要は「このPCは安全ですよ」ということを証明するための”通行手形”みたいなものだと思ってください。
数年前のPCだと、この通行手形を持っていないことが多いんです。
Windows 11への”通行手形”
- TPM 2.0
PCの重要な情報をがっちりガードしてくれる、セキュリティの要です。これが無いとWindows 11は動きません。 - セキュアブート
PCの起動時に怪しいプログラムが動き出すのを防いでくれる、門番のような機能です。
これからマザーボードを選ぶなら、製品の仕様書をしっかり見て、この2つの「通行手形」に対応しているか必ず確認してください。
ここを見落とすと、せっかく交換したのにWindows 11にできず、涙を飲むことになりますからね!
失敗しないPCのマザーボード交換の手順と注意点
- マザーボードの具体的な交換手順
- マザーボード交換後にやることは?
- OSのライセンス認証を行う方法
- OSが起動しない場合の対処法
- SSDでそのままwindows11で使うには?
- 安全なPCマザーボード交換のポイント
マザーボードの具体的な交換手順


さあ、ここからは実践編です!
PC博士の僕と一緒に、一つずつ確認しながら進めていきましょう。
一つずつ、ゆっくり作業すれば大丈夫です!
戦いの前に、まずは兵站を整えます。
何よりも先にデータのバックアップ!
そして、WindowsのライセンスをMicrosoftアカウントに紐付けておきましょう。
これが後々の自分を救う命綱になります。
PCをシャットダウンしたら、コンセントからケーブルを抜きます。
念のために電源ボタンを数回ポチポチ押して、PC内部の電気を完全に逃がしてあげてください。
ケースを開ける前に、スマホで内部の配線をパシャリ!
「このケーブルどこに挿さってたっけ?」を防ぐ、未来の自分への最高のプレゼントです。
マザーボードを固定しているネジを、一つひとつ丁寧に外していきます。
グラボやケーブル類を先に外しておくと、作業スペースが確保できて楽ですよ。
僕が初心者の頃、ネジを一つ見逃してて「なんで外れないんだー!」って格闘したことがあります(笑)
見落としがないか、よーく確認してくださいね。
ここが一番緊張する場面かもしれません。
古いマザーボードからCPUとメモリを外して、新しい相棒へ移植します。
CPUのピンは本当に繊細なので、絶対に曲げないように!
そーっと、優しく扱ってください。
そして、CPUクーラーを取り付ける前には、古いグリスを綺麗に拭き取って、新しいCPUグリスを塗るのを忘れずに!
これをサボると、熱暴走の原因になります。
ケース背面の銀色の板(I/Oパネル)を、新しいマザーボード付属のものに交換します。
これが意外と固くて指を切りやすいので注意!
マザーボードをネジで固定したら、最初に撮った写真をカンニングしながら、ケーブル類を繋いでいきます。
カチッと音がするまで、しっかり挿し込んでくださいね。
全ての配線が終わったら、ケースの蓋を閉める前に、一度電源を入れてみましょう。
無事にメーカーロゴやBIOS画面が表示されたら…
おめでとうございます!第一関門突破です!
マザーボード交換後にやることは?


組み立てが終わって、無事に起動したからといって安心してはいけません!
本当の勝負はここからです。
この「後片付け」をしっかりやることで、あなたのPCは真の安定を手に入れるんです。
交換後の”仕上げ”リスト
- BIOS(UEFI)の健康診断:まずはBIOS画面で、CPUやメモリがちゃんと認識されているかチェックします。ここで起動ドライブの順番も確認しておきましょう。
- OSの起動確認:BIOSを保存して、Windowsが無事に立ち上がるかを見守ります。ドキドキする瞬間ですね!
- ライセンス認証という儀式:ほぼ確実にライセンス認証を求められます。後述する方法で、PCに「持ち主は君だよ」と教えてあげましょう。
- ドライバのインストール(最重要!):これが一番大事です!新しいマザーボードの能力を100%引き出すための”魂”を吹き込む作業。メーカーサイトから最新のチップセットドライバをダウンロードしてインストールしてください。
- 最終動作チェック:全てのドライバを入れたら、いつも使っているソフトを動かしたり、ネットに繋いだりして、動作が安定しているか最終確認。これで完了です!



特にチップセットドライバは、人間でいうところの神経みたいなもの。これを入れないと、せっかくの高性能パーツも宝の持ち腐れになってしまいます。
OSのライセンス認証を行う方法


さあ、やってきましたライセンス認証。
マザーボード交換における最大の関門の一つですが、大丈夫。
ちゃんと、正規の簡単な方法があります。
一番スマートなのは、交換前にWindowsのライセンスをMicrosoftアカウントに紐付けておくこと。
これをやっておけば、ライセンス情報がMicrosoftのサーバーに保存されるので、驚くほど簡単に再認証できます。
Microsoftアカウントで一発解決!再認証手順
- Windowsの設定から「更新とセキュリティ」→「ライセンス認証」へ進みます。
- 「Windowsはライセンス認証されていません」と表示されているはずなので、「トラブルシューティング」をクリック。
- 少し待つと「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」というリンクが現れるので、迷わずクリック!
- Microsoftアカウントへのサインインを求められるので、ログインします。
- 「現在使用中のデバイスは、これです」にチェックを入れて「ライセンス認証」ボタンを押せば…完了です!



事前にアカウントを紐付けておくだけで、面倒な手続きがこんなに楽になります。使わない手はないですね!
OSが起動しない場合の対処法


交換後に電源を入れてもウンともスンとも言わない…。
これは本当に心臓に悪いです。
でも、パニックにならないでください。
一つひとつ原因を探っていけば、必ず道は開けます!
起動しない!その時まず確認すること
- BIOS画面は出る?:BIOSが出るなら、パーツの組み立ては成功している可能性大。OS側の問題かもしれません。
- BIOSすら出ない?:これは物理的な接続ミスの可能性が高いです。電源ケーブルの挿し忘れ、メモリの半挿しなど、基本的な部分をもう一度よーく確認してみてください。最小構成(マザボ、CPU、メモリ1枚、電源)で試すのが、原因特定への近道です!
それでもダメな時の最終手段
物理的な問題がないのにWindowsが起動しない場合、古いドライバが悪さをしていることが多いです。
こうなると、一番確実で手っ取り早い解決策は、OSのクリーンインストールです。
もちろん、アプリの再設定など手間はかかります。
でも、不調の原因を探して何日も悩むより、いっそ更地から新しい環境を建て直した方が、結果的に時間もストレスも少なく済みます。
長期的に安定して使うためにも、これは非常に有効な選択肢ですよ。
SSDでそのままwindows11で使うには?


さて、ここまでの知識を総動員して、「既存のSSDでWindows 11環境へ移行する」というミッションに挑みましょう。
大前提は、選んだ新しいマザーボードがWindows 11の”通行手形”(TPM 2.0とセキュアブート)を持っていること。
これをクリアしていれば、あとは「お引っ越し」の段取り通りです。
- 新しいマザーボードのBIOS(UEFI)で、お引っ越し元のSSDがちゃんと認識されているか確認し、起動ドライブに設定します。
- Windows 11を起動させ、Microsoftアカウントを使って華麗にライセンスの再認証を済ませます。
- そして一番大事なこと。マザーボードメーカーの公式サイトから、必ずWindows 11対応の最新ドライバをダウンロードして、神経の隅々まで行き渡らせるようにインストールします。
SSDをそのまま使う、ということは、古い家の家具(データや設定)を新しい家に持ち込むということ。
新しい家の最新設備(新しいマザーボード)を快適に使うためには、ちゃんとした説明書(最新ドライバ)が必要不可欠なんです。
これを徹底すれば、Windows 11が安定して使えるはずです。
もしも、少しでも動作に違和感があれば、迷わずOSのクリーンインストールをおすすめします。
それが、最高のパフォーマンスを引き出す一番の近道ですからね。
安全なPCマザーボード交換のポイント
では、今回の記事をまとめようと思います。
- 交換の理由はPCの不調を治す「修理」と性能を上げる「進化」の2つ
- マザーボードの寿命は3年から5年と言われるけど環境次第
- PC内部の熱とホコリ対策が寿命を延ばす秘訣
- マザーボード交換だけではデータは消えないけど油断は禁物
- 僕みたいに後悔しないためにデータのバックアップは絶対にやる
- 自信がなければプロに頼むのが一番のコスパであり賢い選択
- Windowsライセンスは事前にMicrosoftアカウントに紐付けておくこと
- SSDはそのまま使えるけどOSの再認証とドライバ更新はセット
- Windows 11にしたいならマザーボードのTPM 2.0対応は必須条件
- 交換作業は焦らず丁寧に配線の写真を撮っておくと後で楽になる
- CPUグリスの塗り直しは絶対に忘れないで
- 交換後はBIOSの確認と最新ドライバのインストールまでがワンセット
- 起動しない時は慌てず最小構成で原因を切り分ける
- どうしてもうまくいかない時はOSクリーンインストールが最強の解決策
- あなたのPC選びを後悔させないそれが僕のモットーです